から日本へ
「海外生活で日本の良さを再認識」


海外赴任では、会社の仕事のためとはいえ、連れて行かれる家族の皆様に多くの変化をもたらします。
奥様もお子様もそれぞれの陣税のなかで、自身の目的や活動は遂げたいものです。
今回は、タイに奥様とお嬢様二人をお連れになり、途中、上のお嬢様だけ高校入学のため
ご帰国といった転機はありましたが、それをプラスにされてきたご経験をもつ
日本通運株式会社 営業第一部の川村専任部長に、お話をお伺いさせていただきました。
初めての海外赴任、初めての家族帯同とのこと。
高校受験をひかえたお子様をお持ちの皆様にとっては、日本に先に戻させるケースも
多々あるかとは思いますが、
家族みんなが、一番よかったという例として紹介させていただきます。




家族みんなで学べた海外生活

―― タイにはどのくらい滞在されたのですか?
 私が2009年5月から赴任し、妻と当時中学校一年と小学校四年の二人の娘が8月に帯同となり、2014年4月の初めにもどってきましたので、4年11ヶ月間滞在したことになります。途中、長女は高校入学のため、早めに帰国させました。

インタビュー写真
 ――お嬢様の高校受験で気にかかったことはありましたか?
 タイに赴任した時に長女は中学生でしたので、高校受験のことも考える時期でもあり、単身かなとも思いましたが、家族に相談すると問題なく賛成で、皆でタイに行くことになりました。
ただ、長女は二年で高校受験となるため、赴任途中から日本の高校を受験する準備をすることになり、中学二年の夏休みの一時帰国では、学校見学にいかせました。そのなかで希望校をしぼり、学生寮のある希望校に無事推薦入学で入ることができました。

 ――高校生のお嬢様の一人暮らしは心配ではなかったのですか?
 初めは少し心配でしたが、ちょうど妻の実家が東京にあり、寮も土日は閉寮してしまうので土日には実家に帰る生活でした。親から見れば、一人暮らしの心配よりも、寮の集団生活ができるかのほうが心配でしたが、先輩後輩との付き合いなども含め、有意義な高校生活を楽しめたようです。

 ――高校受験となると、奥様がお子様と一緒に先に戻られるケースが多いですよね?
 我が家の場合は、次女がタイに残りたいと言い、長女も寮で生活するのも良い経験になると一人で帰国することを選んでくれたので、長女だけ日本に返すことができました。
最近は、民間の学生寮も充実し、高校生、特に女子の一人暮らしも安心で安全な環境は、整ってきているとは思います。
 私は、念頭にはありませんでしたのでなんともいえませんが、実際には、日本では寮がある学校が少なく、状況によってはご利用される方もいらっしゃるのではと思います。

川村部長
 ―― 今度は下のお嬢様の受験ですね
 今次女は、中学三年になりました。
来年受験です。ただ、次女のように中学三年になって帰国すると学校によっては非常にハンディがあるということを改めて実感しました。何故なら、次女の場合、学校の授業震度や内容にずれがあり、慣れる前にテストとなってしまい苦労していました。
その成績が受験に必要な内申に影響してくるので、せめて編入手続きの時にでも学校側に教科書や授業内容等を聞いておけばよかったと思いました。そうすれば春休みに少しは準備ができたのではと感じました。ただ学校自体は落ち着いていて友人もでき、楽しく通っています。


 ――帰国後のお住まいは社宅に入られたのですね
 実は自宅は東京近郊にあるのですが、タイに行く前にも大阪におりましたので、10年近く貸したままになっています。契約もあり二年先でないと入れない状況のため、会社の社宅に入居しました。
無論、近い将来自宅に戻る予定ですが、家族も大きくなったり、貸していたこともあり入居前には、リフォームは必要ですね。

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 ――日本にもどられて何か購入されたものはありますか?
 タイに行く際に電気製品はほとんど処分しましたので、帰国時にはTVや冷蔵庫、洗濯機、エアコンなど購入するものは多かったです。ちょうど、消費税増税前の時期でしたので、種類を選ぶというよりは在庫があり納品がすぐできるものからになりました。そのため、予定していたものとは少し異なったものもあります。
ただ、妻の妹にも手伝ってもらえたので、なんとか帰国生活には間に合いました。タイは全て家具つきでしたので、日本に保管していた家具を配達してもらいました。しかし、ちょうど3月の繁忙期とも重なり、事前の配達予定を変更できず、電気製品より後になってしまいました。
海外から帰国される際、家具を買ってきたり、日本の新生活で家具を購入されたりする方もいらっしゃるのかもしれませんが、私の場合には、まだ、次にどこにいくかわからないこともあり、あらたな家具は購入していません。

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 ――車は購入されましたか?
 車は日本に居た時も乗っており今回も購入する予定でしたが、たまたま知人の車を譲り受けることができたので、現在それを使っております。はやりのハイブリッド車ではありませんが、今の社宅は都内で交通の便もよいところなので、今思えば十分かなと思います。






帰国倶楽部本誌に掲載されています

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